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滋賀産業新聞
2025/02/20

【滋賀】米原市の2025年度当初予算案

 米原市は18日、21日開会の定例市議会に上程する一般会計242億8300万円、特別会計83億5840万円、公営企業会計54億7860万8千円から成る総額381億2000万8千円規模の25年度当初予算案を発表した。議会の会期は、3月26日までの34日間。
 一般会計の対前年当初比は3%(7億5700万円)の減で合併後最大の予算規模となった令和6年度に次ぐ過去2番目の規模。普通建設事業費は小中学校施設維持補修事業や脱炭素地域づくり事業、公園整備事業、道路新設改良事業、除雪事業などを計上したが対前年度当初比は34・4%(15億8000万円)減の30億1000万円となった。
 25年度予算は、人件費の増額や地域手当の給付開始、国スポ・障スポに向けた実行委員会負担金の増、(仮称)磯公園整備の事業進捗に伴う工事費増、定額減税に伴う経費等を見込むものの、社会教育施設の改修工事や小学校長寿命化工事など普通建設事業費の減少、湖北地域消防組合の署所整備負担金の減少などで一般会計は減、しかしながら物価高騰や経常経費の伸びが予算規模を押し上げている状況。
 主なものは、政策推進部では湖北地域消防組合消防庁舎整備の構成市負担金など計7億2804万円を計上。市民部では、環境対策事業に10億0533万円を計上しうち3億8333万円を脱炭素先行地域づくり事業費補助金に充当、太陽光発電設備設置や営農型太陽光発電事業を促進する。また山東支所等整備事業8222万円では山東支所トイレ改修工事や伊吹・近江自治センター改修工事を実施。くらし支援部では、幼稚園管理事業に270万円を計上し、旧山東幼稚園の建物および土地の有効活用を図るため民間事業者による利活用を検討。
 まち整備部は、道路維持管理事業に2億3373万円を計上、うち計6100万円で8路線の幹線市道舗装補修を実施するほか、5300万円で自治会要望等小規模補修工事を推進。道路新設改良事業は計3億0506万円を計上し市道顔戸八田羽織線、市道板戸市場線、市道宮田米原東口線の改良整備や高溝道路整備工事を行う。(仮称)磯公園整備事業費3億2324万円では公園施設整備工事に着工し公園基盤整備工事を実施する。
 教育部の教育施設関係では、坂田小学校の長寿命化改良工事や柏原小学校の防災機能強化工事、伊吹小学校のトイレ改修工事等を行う小学校施設整備事業費に7億2870万円、柏原中学校の防災機能強化工事、伊吹山中学校のトイレ改修2期工事、米原中学校の自転車庫増築工事等を行う中学校施設整備事業費に1億2810万円をそれぞれ計上した。
 また、公営企業会計は水道事業会計が基幹管路の耐震化を含めた管路の布設替え工事を行う建設改良費が増え14・4%(1億8624万3千円)増の14億7976万4千円、下水道事業会計は総合地震対策工事等による建設改良費の増で0・5%(1796万8千円)増の39億9884万4千円となり、水道・下水道を合わせた公営企業会計は3・9%(2億0421万1千円)増の54億7860万8千円となった。

提供:滋賀産業新聞