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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/02/19

【埼玉】新座市・25年度予算案、三軒屋公園等複合施設DBOに54億円

 新座市(並木傑市長)は2025年度当初予算案を明らかにした。一般会計では前年度比8・7%増の644億400万円を編成。投資的経費は56億5998万円となった。設計・施工・維持管理を一括委託するDBO方式で整備を狙う「三軒屋公園等複合施設整備事業」について、総額54億1119万3000円を26〜43年度の債務負担行為に設定。東北小学校長寿命化には3カ年継続費24億2083万5000円を組み込んだ。
 三軒屋公園など複合施設は、三軒屋公園・東北コミュニティセンター・三軒屋自転車駐車場が立地する敷地に公民館や公園を複合した地域交流拠点を設ける計画。基本計画の見直しを終えたことから、25年度に事業者選定を開始する考えだ。
 施設整備や維持管理の費用を債務負担行為としつつ、25年度予算案では整備運営事業者選定支援委託費1551万円も確保する。25年度内に契約を締結し、27年度の工事着手、29年度に完成する見通しを立てている。
 複数校の更新時期が同時期に固まる将来を見越して、現段階から計画的に学校施設を改修する費用も組み込む。東北小学校校舎長寿命化改修の設計・施工費を充当するとともに、大和田小学校屋内運動場改築の設計・解体費2億3856万2000円を確保。東野小給食室長寿命化や増改築の基本検討費185万4000円も措置している。
 同時に、小学校9校(八石・野寺・池田・新堀・東野・栄・石神・新開・陣屋)体育館への空調整備費5億9020万6000円も盛り込む。
 公共施設関係ではそのほか、消防団第二分団車庫建て替え工事費1億5284万5000円を確保。市営墓園公衆トイレ改修設計費648万2000円なども編成する。
 道路関係では維持補修費として総額7億9032万2000円を充当。複数の路線を補修するとともに、隅屋敷橋や中郷橋などの長寿命化修繕に充てる費用となる。さらに道路改良事業として4612万円を確保しており、市道第5号線・第118号線の歩道整備などを実施する方針だ。

提供:埼玉建設新聞