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建通新聞社
2025/02/19

【大阪】府25年度当初予算案 建設事業6・6%減

 大阪府は2月18日、2025年度当初予算案を公表した。一般会計のうち、投資的経費となる建設事業費は1848億2700万円。大阪モノレール整備の国庫補助事業が増加したが、大阪公立大学新キャンパス整備関連事業の進捗により、前年度当初比約6・6%(約131億円)の減となった。大阪の成長を実現する新たなインフラ整備など、府にとって必要性・緊急性が高い事業に重点配分した。都市整備部では、骨格道路を相互につなぎ地域の交通を支える道路整備の推進費用として77億円を計上した。このうち、都市計画道路対馬江大利線整備に新規着手する。
 対馬江大利線は府道八尾茨木線と京阪寝屋川市駅を結ぶ約1・6`の路線で、京阪寝屋川市駅〜府道木屋門真線の約0・9`を寝屋川市が整備している。府では25年度から、府道木屋門真線〜府道八尾茨木線の約0・6`に着手する。
 また、大阪モノレール延伸に190億5000万円を計上。25年度は支柱建設工事の他、軌道桁仮設工事、駅舎建設工事などを行う。
 この他、副首都推進局では新大学学舎整備事業に39億5757万円を計上した。大阪公立大学のキャンパス集約化に向け、既存キャンパスの学舎整備を進める他、同大学工業専門学校の中百舌鳥キャンパス移転の設計・工事について補助を行う。

〜都市整備部は12・0%増〜

 一般会計の総額は3兆2714億円。地方消費税交付金など税関連歳出の増加などにより、前年度当初と比べ2・3%増額した。一般会計の主な部局の予算額は、都市整備部が1513億9342万円(前年度当初比12・0%増)、環境農林水産部が210億6661万円(同7・2%減)、大阪都市計画局が31億9821万円(同50・1%減)、大阪港湾局が54億7450万円(同0・6%増)、教育庁が6090億7226万円(同7・9%増)となった。
 また、特別会計の総額は3兆1107億円。負債の元金償還などの増加による公債管理特別会計の増加などから前年度当初比7・6%増となった。主な内訳は、日本万国博覧会記念公園事業特別会計が39億0531万円(同11・2%減)、大阪府営住宅事業特別会計が1230億3854万円(同49・1%増)、大阪府流域下水道事業会計が939億9380万円(同7・5%増)、港湾整備事業特別会計が76億7800万円(同13・2%増)となった。
 ※表は建通新聞電子版に掲載中

提供:建通新聞社