日本工業経済新聞社(群馬)
2025/02/18
【群馬】伊勢崎市が市民プラザ体育館で工事計画
伊勢崎市は市民プラザ(冨塚町220−13)の体育館で、屋根部分の改修を計画している。工事は2025年度早期の発注に向けて準備を進めているところ。25年度当初予算案には、工事費として約2億5000万円を計上している。合わせて、体育館内装の改修に向けた基本・実施設計委託料約3400万円、施設南側駐車場の地質調査委託料約1100万円も計上しており、いずれも年度早期の発注を目指す。
市民プラザは、本館と体育館の2棟で構成。工事を計画しているのは体育館となっている。体育館は本館と隣接して敷地北西部にあるRC造2階建て、延べ床面積3003・56u。1993年に完成した。
体育館の1階部分は柔道場・剣道場となっている。柔道場・剣道場の広さはそれぞれ585uとなっており、試合場2面を備えている。2階部分がアリーナとなっており、広さは1140u。なお、空調については未設置な状況。建設から30年以上が経過し、これまでに雨漏りが発生するなど老朽化が進んでいる状況。2024年度には基本および実施設計を一括して零設計(伊勢崎市)に委託している。
工事を行うのは屋根部分で、カバー工法による改修を予定。改修面積については1712・2uを想定している。また、塗膜防水も行う方針で、実施する面積は824uとしている。工事は、25年度単年で完了させる。当初予算案に計上しているのは、工事費2億4808万3000円、工事監理業務委託料1186万9000円となっている。
25年度に委託する設計では、内装全般を対象に実施する。施設の老朽化対応がメインとなり、施工内容については、設計の中で詰めるとしている。業務は、年度早期に委託を予定する。その後の工事については、26年度以降の発注となる。なお、当初予算案に基本・実施設計委託料として3395万7000円を計上している。
南駐車場の調査についてはこれからの用地活用を検討するにあたり、状況を調べるため、ボーリング調査による地質調査の実施を予定。調査結果を基に検討を行う。