能代市二ツ井地域局総務企画課は、二ツ井町庁舎(二ツ井町字上台1−1)の大規模改修に関し、当初予算案に事業費10億2,179万7,000円を計上した。空調設備と照明設備を改修するため、それぞれ新年度早期に公告する予定。単年度での完了が困難なため、同額で繰越明許費も提案している。新年度はこのほか、電話設備の交換業務も委託する。
同庁舎(RC3F4,794.31u)は平成6年に供用を開始した施設。4年度に実施した基礎調査(アトリエあすか)では躯体に著しい劣化は見られなかったが、各設備は供用開始から使用され老朽化が目立つため、長寿命化のための改修・更新を実施する。
整備では空調設備や高圧受電設備、照明、エレベーターなどの設備、屋根、車庫を改修・更新する。照明設備は一部をLED化済みで、改修を機に残りの蛍光灯をLED化する。改修・更新は数カ年をかけ行う方針で、まずは空調設備と照明設備から着工。このうち空調設備はボイラー式を採用しており、一式を更新する。
また、設備のうちエレベーターについては電気的劣化に加え、法改正に伴う安全対策が必要となっている。
車庫は鉄骨造2階建て、延べ床面積688.69u規模で、老朽化している屋根と外壁を改修する予定。庁舎・車庫ともに今年度、設計チーム木協同組合で実施設計を進めている。
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秋田建設工業新聞社