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滋賀産業新聞
2025/02/19

【滋賀】野洲市の2025年度当初予算案

 野洲市は18日、一般会計260億6000万円(前年度比4・2%増)、特別・企業会計を合わせた総額514億5875万3千円(同14・8%増)の2025年度(令和7年度)当初予算案を発表した。一般会計の投資的経費(普通建設事業)は、コミュニティセンターきたの、中主小学校の大規模改修工事が完了したことから前年度比22・1%減の20億8023万4千円。25日開会予定の市議会3月定例会に提出する。
 主な事業の概要をみると、「〈新規〉さざなみホールリノベーション検討事業」17万7千円。昨年末に閉館した同ホールをリノベーションし、子育て支援や農作物の販売ができる機能の導入などで有効利用を図る検討を進める。
 「野洲駅南口周辺整備構想検討事業」990万円。JR野洲駅南口の市有地において、Aブロックは市民が楽しめる芝生広場とモール・野外ステージを備える「(仮称)駅前パークモール」を整備し、この整備効果を高めるため、周辺のBブロックからEブロックまでを一体的に有効活用する野洲駅南口周辺整備構想を改めて検討していく。
 「市営住宅長寿命化事業」1億5235万1千円。新年度は、永原第1団地1号棟及び2号棟の長寿命化改修工事を実施する。
 「〈新規〉公園施設長寿命化計画に基づく施設改修工事」6000万円。健全度調査で改善が必要と判断された、野洲川河川公園管理事務所の改修工事を実施する。
 「流域治水・雨水事業」1億0671万7千円。JR野洲駅周辺の浸水対策として、野洲川へ排水する新たな雨水幹線整備の事業化を進める。新年度は、下水道法の事業計画変更及び関係法令の認可変更等の手続き、樋門の予備設計・測量調査等を実施する。
 「交通安全施設整備事業」8797万6千円。道路照明に用いる水銀灯の製造中止に伴い、LED照明に順次交換する。
 「小中学校施設整備事業」2009万円。北野小学校大規模改修事業を進める(債務負担行為…北野小学校仮設校舎設置事業〔25〜27年度〕限度額9億1500万円)。また、中主中学校等のトイレの改修に取り組む。
 「高専(滋賀県立高等専門学校)と連携したMIZBEステーション等整備事業」5338万7千円。野洲川MIZBEステーション敷地までの下水道管を整備する。また、県立高専と連携したMIZBEステーション等の整備を推進するため、市民アンケートやワークショップ、社会実験の結果を参考に、MIZBEステーションの機能を取りまとめ、事業者選定委員会を設置して、設計・施工業者の選定を進める。
 「〈新規〉中主防災コミュニティセンター改修工事」7983万2千円(湖南広域行政組合〔消防事業〕負担金/債務負担行為…中主防災コミュニティセンター中規模改修工事業務〔25〜26年度〕限度額5500万円)。野洲市中主防災コミュニティセンターは、湖南広域消防局東消防署出張所との合築庁舎であり、02年(平成14年)2月の竣工から22年が経過し屋根防水や壁面等の経年劣化が進んでいることから、施設の長寿命化を図る。また、大規模災害時における庁舎の電源確保のために、自家発電装置を72時間に更新し、機能強化を図る。

提供:滋賀産業新聞