日本工業経済新聞社(群馬)
2025/02/17
【群馬】千代田町は25年度当初予算案を示した
千代田町(高橋純一町長)は17日、2025年度当初予算案を示した。新規事業として、小中学校3校による小中一貫校の新設に向けて事業費5億1890万円を盛り込み、設計の委託などを進める。建設地は選定中。東部住宅団地拠点整備事業には、現地案内所の移転へ設計委託料や工事費に1億5000万円を確保した。また、同団地周辺でスケートボードパークを建設するため、設計や工事費など1億円を計上する。
一般会計予算総額は、前年度から14億3700万円を増額して88億円となり、対前年度比19・5%増とした。普通建設事業費は6億8853万円とし、同比79・2%の増加、構成比は7・8%となっている。
学校整備事業は千代田中学校(赤岩1920)、西小学校(赤岩1755)、東小学校(上五箇316−1)の3校統合に向け、基本設計と詳細設計業務を委託し、用地の取得も目指す。
統合は、竣工後50年以上が経過する校舎が多く、少子化時代に見合った学習環境を提供できるよう新校舎を建設する。建設地の敷地面積は2万9000u前後を想定。2024年度は、公募型プロポーザルにより基本計画策定事業者として桂設計(東京都新宿区)を選定した。25年度早期の計画策定を目指す。
東部住宅団地拠点整備事業では、ジョイフル本田千代田店(萱野813−1)南側に位置する現地案内所を移転する。親孝行うどん(上中森1426−2)北側の区画へ事務所機能と合わせ、飲食店などのテナントが入れる施設を新築。同事務所の跡地は緑化区域となっており、今後は公園整備などを検討する。
また、同団地に位置するマナベインテリアハーツ群馬千代田店(萱野802−25)西側には公園整備事業としてスケートボードパークを新設する。敷地面積は2276uとなり、25年度内の工事完了を目指している。
このほか、新規事業では都市計画道路の測量および設計業務委託などへ3100万円、総合保健福祉センター非常用発電設置事業に8000万円、なかさと拠点整備事業に2000万円、学校体育館LED化事業へ808万円を計上した。
建設関連予算として、このほか◇生活道路等改修事業=1億850万円◇橋梁維持事業=3390万1000円◇公共下水道事業会計管渠建設改良費=1億2583万5000円−などを盛り込んだ。