鳥取市は、千代水スポーツ広場北側(千代水3丁目)に建設を計画している学校給食センターの整備費として、新年度当初予算案に3カ年債務負担行為46億8900万円を計上している。市では新築工事を工種ごとに分離し、早ければ今年9月以降順次工事を発注。25年度から27年度にかけて建設する。
第一給食センター(行徳)と湖東給食センター(湖山町)の統合による新センター整備事業は、基本・実施設計を白兎・山下JVが担当しており、基本設計が11月1日に完了。
今後、実施設計を今年6月末まで進める。工事は従来方式で9月以降に公告。市検査契約課は建築工事の入札方式については現時点で未定としている。
また、市建築住宅課によると建築、電気、機械、昇降機は工種ごとに分離する一方、厨房機器については分離か他の工種と合冊かを検討するという。事業期間は12月から27年7月までの18カ月。その後、27年8月から開業準備し、同年9月に運用開始する。
別途発注する工事監理も履行期間は新築工事と同様。
整備事業費は25年度に19億1300万円、26・27年度に27億7500万円を計上。
新センターは鉄骨造2階建て延べ3000平方bを計画。最大調理能力が約7000食/日で、受配校は現在の第一と湖東の合計受配校と同数(22校)。特徴として徹底した衛生管理、作業効率化、アレルギー対応食の安全な提供、快適な調理環境、食育の場などを掲げている。
市発注の工事としては、現在の市役所新築工事以来の大型工事となる。
日刊建設工業新聞