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滋賀産業新聞
2025/02/18

【滋賀】彦根市の2025年度当初予算案

 彦根市は17日、一般会計495億4000万円、特別会計(5会計)212億8273万4千円、企業会計(3会計)298億2352万1千円から成る総額1006億4625万5千円の25年度当初予算案および5億2022万9千円を追加する24年度補正予算案を発表した。
 一般会計は、ごみ焼却場長寿命化改修工事の終了に伴う衛生費の減、近江鉄道線輸安全確保事業費補助金の減少に伴う土木費の減はあるものの、給付事業による民生費増や基幹業務系システム標準化およびガバメントクラウドへの移行などの総務費の増により、対前年度比は6・7%増となる過去2番目の予算規模に。特別会計の0・6%増と企業会計の0・7%減をあわせた総額では3・1%(30億2395万6千円)の増となり当初予算として初の1000億円を超える規模となった。なお投資的経費は対前年度28・6%(7億2859万1千円)減の18億2063万2千円。
 主なものは、特別城址・彦根城跡保存整備および維持管理事業費に計1億1377万円を計上し、うち9848万円を彦根城国宝・重要文化物建造物防災設備整備工事に充当する(25〜27年度債務負担行為限度額1億9076万円)。小・中学校教育用コンピューター整備事業では小学校分1億9212万6千円、中学校分1億1377万5千円を計上し、学習者用端末、事務用・校務用端末および教育用ネットワークの更新ならびに校務支援システムの更新を行う。老人福祉センターLED照明設備業務には限度額1254万4千円を設定(債務負担行為25〜33年度)し、彦根市北老人福祉センターおよび彦根市南老人福祉センターの照明設備をLED照明へと切り替える。旧ひこね燦ぱれすを図書館施設として増築・大規模改修する(仮称)図書館中部館整備事業は7402万円を計上、24年度に引き続き実施設計を行う。
 このほか橋梁長寿命化推進事業費に7658万円、急傾斜地崩壊対策事業費に4600万円、土地利用計画業務では3452万円を計上し、うち2718万円で彦根駅周辺地区・駅前通りの道路空間再編と利活用方策について検討する社会実験を行う。
 市立病院事業の施設整備では1億8154万円を計上し、エレベーター改修他を推進。
 水道事業会計では配水管等改良事業11億1354万円のうち天王山送水管更新工事費4億4250万円、東部送水管更新設計委託料1737万円他を新規計上。大藪浄水場浄水施設更新事業は1億1739万円を計上。下水道事業では特定環境保全公共下水道事業15億2689万円などで、未普及地域の解消を図る。
 なお24年度補正予算案には、低所得世帯支援給付金などを計上した。

提供:滋賀産業新聞