守山市は、21日開会する市議会3月定例月会議に、一般会計368億2000万円(対前年度比3・7%増)、特別・公営企業会計を合わせた総額580億4603万5千円(同2・4%増)の2025年度(令和7年度)当初予算案を提出する。新庁舎整備事業の減や立入公園整備事業の皆減などにより普通建設事業費は30億1861万7千円(同28・1%減)だが、速野小学校長寿命化改良事業など国の補正予算に伴う前倒しに係る24年度3月補正予算案が一般会計で約14億円。会期は3月25日までの33日間。
新規事業をみると、守山市民ホール大規模改修事業1億3966万8千円。開館から40年が経とうとしている守山市民ホールの大規模改修について、25年度は基本設計等および管理運営に関する方針の策定、26年度には実施設計等を行う。27年度には大規模改修工事に着工し、29年秋の開館に向けて取り組む(基本設計等1億2700万円。実施設計等〔債務負担〕2億3500万円)。
小中学校プール集約化事業2918万9千円。老朽化している学校屋外プールの集約施設を新設し、小中学校の水泳授業をエコパーク・民間施設・学校プール集約施設に段階的に移行する。25年度は新設するプール集約施設(屋内プール)の基本設計、26年度には実施設計を行う(基本設計2915万7千円。実施設計〔債務負担〕6818万1千円)。
このほか、中学校(守山南・守山北・明富)体育館空調設備整備工事3億6330万円(電源自立型空調設備〔エアコン〕設置)、守山中学校体育館予防改修工事(3月補正)3億5250万円(予防的な外部改修〔防水塗装、ひび割れ補修〕と電源自立型空調設備〔エアコン〕設置)、速野小学校長寿命化改修工事(3月補正含む)9億3597万4千円(北校舎部分)、地域子育て支援拠点施設整備事業1億3712万9千円(建替後の平和堂守山店内)、守山市消防団中洲分団車庫詰所新築工事5980万円、ほたるの森資料館建替えに向けた事前調査254万2千円、都市計画マスタープランの見直し700万円(26年度〔債務負担〕700万円)などを新たに盛り込んでいる。
提供:滋賀産業新聞