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日刊建設タイムズ社
2025/02/17

【千葉】総額89億円を計上/67校体育館で空調設置など/一般会計は1950億円/松戸市予算

 松戸市は、21日開会の3月定例議会に2025年度当初予算案を上程する。一般会計は、前年度当初比6%増の1949億8000万円。このうち、普通建設事業費は同28・1%増の203億5414万6000円。市内67校の体育館への空調設備設置工事など88億6477万1000円を計上。小学校46校、中学校20校、市立高校1校を対象として、熱中症対策や避難所の環境改善を進めるため、25年度中に空調設備設置および照明のLED化を実施する。内訳は、小学校56億7539万8000円、中学校28億8776万4000円、市立高校3億160万9000円。
 学校以外の体育館空調設備設置工事については、柿ノ木台公園体育館1億8656万円、市民交流会館1億2698万4000円、青少年会館8758万2000円、東部スポーツパーク1億2534万5000円、和名ケ谷スポーツセンター2億6203万1000円を盛り込んでいる。
 常盤平駅周辺まちづくり関連経費6500万円を計上。総合計画に定める「子育て世代や若者に選ばれ、高齢者を含め全世代が健やかに安心して暮らせるまち」の実現に向け、UR都市機構などと連携してハード・ソフトの両面から地域のリニューアルを推進する。25年度は、新設街路や公園再整備の検討などを委託する。
 北小金駅北口周辺地区公共施設配置計画検討・測量業務委託1200万円を措置。駅前の狭あいな道路や歩行者の安全性などの改善や交通利便性の向上を図り、参道入り口にふさわしいまちづくりを進める。25年度は、基盤整備に必要な公共施設の検討とエリア内の地形測量を行う。
 松戸駅周辺施設等整備事業に総額8億3117万1000円の3か年継続費を設定。松戸駅西口デッキにおいて、エスカレーターおよび階段などの新設および関連工事を実施する。年割額は、25年度1057万3000円、26年度3億4652万9000円、27年度4億7406万9000円。
 そのほかの継続費は、紙敷川上流排水整備事業1億4000万円(25年度6160万円、26年度7840万円)、二十世紀が丘消防署整備事業12億3090万円(25年度0円、26年度3億4652万9000円、27年度4億7406万9000円)、梨香台小学校ほか2校外壁改修事業17億1600万1000円(25年度1億5398万7000円、26年度15億6201万4000円)、文化会館ガス焚冷温水発生機改修工事1億2430万円(25年度0円、26年度1億2430万円)など。
 債務負担行為および限度額は▽新焼却施設整備詳細調査委託(25〜27年度)=1617万円▽主2―68道路整備実施設計ほか委託(25〜26年度)=7641万3000円▽松戸駅西口駅前広場ペデストリアンデッキ階段・エスカレーター基礎工事負担金(25〜26年度)=1億4960万円▽南部小学校長寿命化工事設計業務委託(25〜26年度)=1億1666万3000円▽小金北小学校仮設校舎賃貸借(25〜28年度)=8億2143万円――など。
 新松戸駅東側地区土地区画整理事業特別会計予算は16億2586万1000円。狭あいな道路の解消や駅前広場の整備などを目的に、必要な補償契約・設計・工事などを進める。主な事業は、土木実施設計等委託1億6493万5000円、区域内整備・水道雨水排水移設工事2億円、仮換地指定などに伴う移転補償費11億7060万1000円など。times