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藤岡市（新井雅博市長）は14日、２０２５年度当初予算案を発表した。土と火の里公園のリニューアルに向けて基本計画策定に着手する。庚申山総合公園改修事業では運動施設改修工事に向けた設計業務委託料１７４４万６０００円を含む事業費５２０９万円を確保した。また、このほかの新規事業としてみかぼみらい館改修工事費や県営農業農村整備事業（山崎・上大塚地区）の調査設計業務などを盛り込んだ
新井市長は「将来に向けて躍動する藤岡創生予算となった」と述べた。一般会計の総額は過去最大となる３１４億１０００万円で、14億５０００万円の増、対前年度比４・８％増とした。普通建設事業費は56億７２８万４０００円で、３億３０６２万５０００円の減となる同比５・６％減。構成比は17・８％となった。
土と火の里公園は約１・８haの敷地面積で工業体験などが可能な公園で１９９３年に建設された。基本計画作成業務委託料に４４３万円を計上。
みかぼみらい館改修事業については８３７６万円を確保し、空調設備の更新工事や館内のバリアフリー化に向けた工事を予定している。
庚申山総合公園の改修は国民スポーツ大会の開催に向けた芝生張り替え工事や長寿命化計画に基づいてエントランス広場の改修設計を進める。設計以外では多目的広場の照明改修を予定している。
小林農地耕作条件改善事業では、主要地方道藤岡本庄線と市道１１７号線（駅東大通り）の小林西交差点北東側８・６ha区域を対象として実施を計画。道路拡幅工事や用排水路工事を見込んでいる。測量設計業務は藤和航測（前橋市）が手掛けている。
偕同苑の解体工事は新火葬場の供用開始後の着手を予定しており、解体工事費１億４５９７万円を確保。火葬棟はＲＣ造（一部Ｓ造）平屋で床面積約４８７・15㎡、式場棟はＳＲＣ造２階建てで構成されており、延べ床面積約５２７・45㎡の規模となる。解体工事設計業務については丸進建築設計事務所（前橋市）が手掛けた。
県営事業として進める山崎・上大塚地区のほ場整備は約25haで見込んでおり、希少生物や植物の調査のほか、調査設計業務に着手する。
また、このほか新規事業として公共施設ＬＥＤ化推進事業と位置付け、市内の小中学校および藤岡歴史館のＬＥＤ化を２１１万円により実施する。