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北陸工業新聞社
2025/02/14

【福井】ニュージェックで基本設計/関西電力緊急時対策所/美浜

 関西電力は、原子力事業本部(美浜町郷市)の現駐車場で計画する緊急時対策所の新築に向け、ニュージェックで基本設計に着手した。今後、同社で地質調査にも取り掛かる予定だ。
 計画によると新たな緊急時対策所は、原子力事業本部東側の現駐車場に建設。地上3階程度とし、収容想定人員は最大250人程度。
 主な設備としては通信連絡設備、放射線防護設備、非常用電源を備え、緊急時対策本部のほか、宿泊室や仮眠室、プレスルームなどを配置。構造や建屋面積などは設計の中で決定する。
 美浜、高浜および大飯各発電所の原子力災害発生時の事故収束活動の支援を統括する施設との位置づけ。原子力災害対策のさらなる充実を図るほか、自然災害発生時には一時避難所として帰宅困難な地域住民に開放することも検討するとしている。
 既に測量作業は完了しており、2025年度後半から準備工事を開始予定。26年度からは建屋工事に取り掛かり、29年度頃の運用開始を目指していく方針だ。

hokuriku