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北陸工業新聞社
2025/02/14

【石川】市長に答申、新年度設計へ/健康P大手町再整備基本計画案/金沢市/29年度中の供用目指す

 金沢市保健医療審議会の西野善一会長は13日、市役所庁舎に村山卓市長を訪ね、同会が取りまとめた「金沢健康プラザ大手町」の再整備に係る基本計画(案)を答申した。
 答申内容について、表志津子委員(同再整備基本計画検討部会・座長)が説明。建設から約40年経ち、施設設備の老朽化に加え、耐震強度不足の健康プラザ大手町は大手町地内の現敷地で建て替える。新施設はRC造5階建てで、延べ床面積3900平方メートル(屋内駐車場含む)。配置イメージとして、1階には情報ルームや屋内駐車場、防災倉庫、2階に研修室、金沢健康福祉財団、3階に金沢市医師会、同市在宅医療・介護連携支援センター、障害者基幹相談支援センター、4階にまちなか多機能・多世代交流スペース(屋内公園)、5階に大研修室、健康スタジオなどを配す。
 再整備にあたり、景観への配慮、緑を感じられる憩いとくつろぎのある空間づくり、地球環境やバリアフリーへの配慮、来館者用の駐車場増設、防災への配慮(第一次医療救護所の機能強化)も求めている。
 今後のスケジュールに関しては、年度内に基本計画を策定した上で、新年度から基本設計及び地質調査、現施設の解体実施設計に着手。2026年度には実施設計と、解体工事を進め、本体建設工事は27年度から取り掛かり、29年度中の供用開始を予定している。
 答申を受け、村山市長は「大事な機能として未病対策が取り入れられ、健康寿命の増進などにつながる魅力的な拠点整備に向け、基本設計を進めていく」と語った。

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