日本工業経済新聞社(群馬)
2025/02/13
【群馬】みどり市の25年度当初予算案
みどり市(須藤昭男市長)は13日、2025年度当初予算案を明らかにした。大間々グラウンドリニューアル整備へ工事費4億5800万円を計上する。新規事業として全天候型の屋内遊び場整備に向け、設計含む計画策定業務委託料400万円を確保したほか、区画線リニューアル整備事業で工事費5100万円を盛り込んだ。このほか、小中学校などLED化推進へ事業費2億1万5000円を計上する。
記者会見で須藤市長は「ことしで市政19年目となる。20周年に向けて、みどり市が誕生して以来、最大規模の予算を組むことができた」と述べた。
一般会計予算は333億2000万円とし、60億5000万円増加。対前年度比22・2%の増とした。普通建設事業費は78億5270万8000円で、前年度から8億6767万8000円の増額となり、対前年度比としては12・4%増となっている。
大間々グラウンドのリニューアルのため、大規模整備を実施する。面積約7000uの芝生広場およびウッドチップ歩道の新設、ネットフェンスの設置や野球場内野で土の入れ替え、駐車場や管理棟の改修を行う。
全天候型の屋内遊び場整備は、子育て世代からの要望に基づいて雨天時など天候に左右されずにいつでも遊べる場所を新規に建設する。現段階では規模や建設地も決まっておらず、設計および調査を委託し、25年度に計画を策定していく。
区画線リニューアル整備事業では、笠懸町および大間々町地内で小中学校周辺の通学路を中心に、薄くなった区画線などを引き直し、古くなった案内表示を更新する。5カ年継続事業として今後も行っていく。
公共施設LED化事業では、笠懸東小学校、笠懸中学校および笠懸南中学校、多世代交流館と大間々図書館で照明設備を更新する。
新規事業として、教育支援センター設置へ事業費5663万3000円を計上した。笠懸第1保育園と統合となった旧笠懸幼稚園を改修し、不登校児童支援のために教育研究所および教育支援センター機能を持たせた施設へと更新する。
また、国民スポーツ大会などに向けた市民体育館整備事業に4730万円を確保し、新規事業として進める。
建設土木関連予算としては◇生活道路整備事業=5億9283万4000円◇排水路整備事業=1億5630万円◇渡良瀬幹線道路関連整備事業=1億6890万円◇産業団地整備事業=5億4514万2000円−などを盛り込んだ。