新潟市西蒲区は12日、公募型プロポーザル方式で選定作業を進めていた「西蒲区役所新庁舎整備事業基本設計業務委託」について、最優秀提案者を太陽設計に特定した、と発表した。
受注候補者選定委員会を設置し、1次審査は事務局が事務所の能力と設計チームの能力、各選定委員が業務実施方針および手法と技術提案課題に対する提案について評価し、事務局と選定委員の評価点を合算。7日に行われた2次審査は4社が技術提案説明およびヒアリングを行った。優秀者は新潟市建築設計協同組合だった。
業務内容は庁舎建替えに係る基本設計、透視図作成、住民説明等に必要な資料の作成、概略工事工程表の作成など。規模は延べ3090平方メートル程度。所要室は地域総務課30人程度(区長室約40平方メートルを含む)、区民生活課40人程度、健康福祉課60人程度、産業観光課25人程度、建設課30人程度、区教育支援センター5人程度、農業委員会事務局区事務所10人程度、会議室(多目的ホール1室250平方メートル程度を含む計450平方メートル程度)など。履行期間は9月30日までとなっている。
現在の西蒲区役所は築後60年以上経過し、施設や設備の老朽化が進行しているため、現在地で建替え区の行政サービス機能維持を図る。工事予定期間は2027年7月から29年1月まで。工事費全体予定額は18億2000万円(税込み)。場所は巻甲2690番地(敷地面積5556・52平方メートル)。