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日刊建設タイムズ社
2025/02/12

【千葉】新消防庁舎に46億円/2校改築や駅前地下施設/船橋市予算

 船橋市は13日開会の第1回定例議会に、2025年度一般会計当初予算案を上程する。一般会計の規模は、前年度比9・2%増の2568億円。普通建設事業費は、同42・4%増の252億9357万3000円。消防局庁舎建設事業に総額45億5964万7000円の3か年継続費、宮本中学校校舎建て替え事業に総額37億999万1000円の3か年継続費、海神中学校校舎建て替え事業に総額44億4904万1000円の4か年継続費、都市計画道路3・3・7号線地下横断施設新設事業に総額19億5200万円の8か年継続費を定めている。
 消防局庁舎については、国家公務員宿舎船橋行田住宅跡地への移転建て替え工事を実施する。建設地は、行田3―15―4の敷地面積約3180u。25年度は、移転先の建物解体撤去工事および新消防局庁舎の建設工事に着手する予定。年割額は、25年度3182万円、26年度10億613万9000円、27年度35億2168万8000円。
 宮本中学校に関しては、記念館(木造旧校舎)を解体し、跡地で北校舎の建て替えを行う。新たな北校舎はRC造3階建て、延べ床面積約4700uを想定し、南校舎1階印刷室と、渡り廊下で接続する。年割額は、25年度1億2800万円、26年度18億345万1000円、27年度17億7854万円。
 海神中学校では、北東校舎とプール付属屋を解体し、敷地内南側にRC造5階建て、延べ床面積約5600uの校舎を増築する。また、増築する校舎の西側に消防活動用の空き地を確保するため、テニスコート2面を体育館東側に移設する。年割額は、25年度9億2128万円、26年度28億3523万円、27年度6億1819万3000円、28年度7433万8000円。
 都市計画道路南本町馬込町線(3・3・7号線)では、本町7―22と東葉高速鉄道東海神駅(海神2―15)および同駅前をつなぐ地下横断歩道を整備する。同路線のうち、東海神駅前においてはバスレーンなどを整備する計画で、一般部と比べ幅員が広くなることから、地下横断歩道を整備することで乱横断を防止し、歩行者の安全と交通の円滑化を図る。バリアフリー対応とするため、東側にエレベーターとエスカレーターを1基新設し、東海神駅の既存のエレベーター・エスカレーターと併せて運用する。年割額は、25年度1億2700万円、26年度2億5400万円、27年度4億1800万円、28年度3億6800万円、29年度4億3500万円、30年度1億9900万円、31年度9000万円、32年度6100万円。
 そのほか、本庁舎特定天井改修事業に総額3億6312万2000円、旧金杉台中学校体育館解体事業に総額8419万7000円、二和東5丁目市有地整備事業に総額4億7687万2000円、総合教育センター改修事業に総額1億6676万円、旧金杉台中学校(仮称)埋蔵文化財調査研究センター移転改修事業に総額4億5710万4000円の2か年継続費を設定している。
 新規事業は、馬込霊園合葬墓整備基本設計など2890万円、トイレカー購入3166万円、東消防署薬円台出張所移転建て替えに伴う用地測量400万円など。
 債務負担行為および限度額は▽福祉ビル受変電設備改修(25〜26年度)=1億1176万円▽二宮出張所受変電設備改修(25〜26年度)=6900万3000円▽社会福祉会館受変電設備改修(25〜26年度)=1億5741万円▽北部福祉会館受変電設備改修(25〜26年度)=2億3364万円▽海神児童ホーム・西簡易マザーズホーム・老人憩の家高圧受変電設備改修(25〜26年度)=8431万5000円▽薬円台児童ホーム・薬円台公民館高圧受変電設備改修(25〜26年度)=1億4938万円▽公立保育園受変電設備改修(25〜26年度)=1億9611万9000円▽リハビリテーション病院空調設備等改修(25〜28年度)=27億4754万7000円▽ふなばし三番瀬環境学習館受変電設備改修(25〜26年度)=1億6203万円▽御滝中学校校舎等建て替え工事設計業務委託(25〜26年度)=1億8829万6000円▽中央公民館・市民文化ホール大規模改修(25〜27年度)=46億8668万2000円▽公民館受変電設備改修(25〜26年度)=2億2667万7000円――など。times