日本工業経済新聞社(群馬)
2025/02/10
【群馬】沼田市が2025年当初予算案示す
沼田市(星野稔市長)は10日、2025年度当初予算案を明らかにした。継続して進めている中心市街地土地区画整理事業に2億3438万7000円を計上したほか、3・3・1環状線の栄町工区整備事業に1億8484万円を盛り込んだ。また、沼田浄水場の改築に向けては導入可能性調査業務へ1574万3000円を充てている。
会見で星野市長は「『課題解決と未来への投資〜共に創る明日の沼田〜』をキーフレーズに、課題解決を実践し、市民生活の安定と向上を図る」と述べた。
一般会計予算は225億4800万円となり、3億9100万円の増加で、対前年度比1・8%増。普通建設事業費は6億3701万8000円で1億4491万8000円増加の同比29・4%増とした。構成比は2・9%。
中心市街地土地区画整理事業では、国道120号の上之町交差点付近と、天狗プラザ東交差点の南側、3・6・2−2号線(通称餌差し通り)の歩道部分で道路改良工事を行う。
栄町工区では、残り区間となる栄町地内の沼田脳神経外科循環器科病院の北側の延長約100mを対象に、工区を分けて道路改良工事を進める計画。先行して用地買収や補償の手続きを行う。
沼田浄水場の改築に向けては、官民連携による事業実施導入可能性調査を行う。
このほか、利南地区コミュニティセンターは、長寿命化改修として屋根の防水工事や外壁の改修を予定している。
水道関係では、横塚産業団地への企業誘致推進のため高区送水施設の設備更新などを行う。玉原小水道では総延長1100mの管路更新を予定しており、整備事業費5460万円を計上している。
道路関係では、市道駅前通り線の散水式消雪施設更新のため、延長500mで設計を委託する。工事発注は工区を分けて行う予定。このほか◇道路補修=1億320万円◇橋梁補修(高倉橋ほか2橋)=7790万円◇道路施設点検=3620万円−となる。