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北陸工業新聞社
2025/02/10

【石川】脱炭素化工事、春公告へ準備/松任石川中央病院増改築

 白山石川医療企業団(白山市倉光3丁目、卜部健企業長)は、公立松任石川中央病院第7次増改築事業について、春にも新棟の脱炭素化推進工事を公告する方向で準備を進めている。
 新棟の建設にあたり、省エネと創エネによって快適な室内環境を実現するとともに、年間のエネルギー収支ゼロを目指す。主な内容は照明LED化や太陽光発電、各種制御システムなど。
 現在、建設が進む新棟の規模はRC(免震構造)一部S造6階(地下1階)建て延べ2万9210平方メートル。公立つるぎ病院の急性期病床45床を新病院へ移設し、病床規模は現在の305床から350床とする。建設場所は現病院北側の職員駐車場部分。
 施工は建築を真柄・兼六・豊蔵・白山・ココ地建特定JV。電気設備を第一電機・大竹電機・成瀬電気・桜田電気特定JV、機械設備を三谷・北菱・道越・荒木特定JVが担当している。基本・実施設計は共同建築設計事務所(東京都新宿区)。工期は2027年1月30日まで。
 現病院については、これまでに6回の増改築を実施してきたが、老朽化が否めず、毎年の補修費用も嵩んでいた。近年の多様化する医療ニーズなどにも対応するため、新築当初の建物部分を建て替えることにした。新棟の竣工後、既存棟の改修に着手する。既設の改修規模は6354平方メートルを想定している。

hokuriku