佐倉市、酒々井町清掃組合は、ごみ焼却処理施設とリサイクル施設からなる次期一般廃棄物処理施設の2034年度の稼働を目指している。年度末までに施設整備基本構想を定め、27年度までに施設整備基本計画を策定する。その後、29年度までに設計をまとめ、30年度から4か年で建設工事を進めるスケジュールを描いている。事業手法については、PPP/PFIなど民間活力の導入や性能発注方式なども検討する。建設候補地は、酒々井町墨1506の酒々井リサイクル文化センター敷地内。
25年度当初予算に、施設整備基本計画等策定業務委託に1202万3000円を計上するとともに、25〜27年度を期間とする限度額3491万4000円の債務負担行為を設定。また、次期一般廃棄物処理施設整備に係る測量調査業務委託1001万円を措置した。
両業務委託の一般競争入札については、4月または5月に公告し、6〜7月に執行する予定。委託期間は、用地測量業務が25年度末まで、施設整備基本計画等策定業務が27年度末まで。
施設整備基本計画等策定業務においては、27年度にPFI等導入可能性調査を行うほか、サウンディング型市場調査の実施も検討。調査結果を踏まえ、施設整備基本構想から施設能力・規模を具体化するとともに、処理方式などを示す予定。
次期一般廃棄物処理施設の整備は、酒々井リサイクル文化センターの焼却施設や粗大ごみ処理施設などの老朽化に伴うもの。酒々井リサイクル文化センターの稼働は、原則として34年3月末までとなっている。
次期一般廃棄物処理施設整備方針は、環境技研コンサルタントにより23年度に策定した。
また、循環型社会形成推進交付金制度に基づく循環型社会形成推進地域計画および次期一般廃棄物処理施設整備基本構想を策定する「循環型社会形成推進地域計画等策定業務」は、国際航業が3月31日までの納期で担当している。