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日本工業経済新聞社(群馬)
2025/02/06

【群馬】太田市は25年度当初予算案を示した

太田市(清水聖義市長)は6日、2025年度当初予算案を示した。小中学校照明器具LED化事業として4億6373万3000円、学校トイレ改修事業へ2億2000万円、校舎寿命化予防改修事業2億7563万3000円を計上した。また、新規事業では東中学校テニスコート照明設置工事、宝泉東小学校放課後児童クラブ建て替え事業を推進する。このほか、太田駅南口で南一番街通りの全面リニューアル整備を進めていく。
清水市長は会見で「1000億円近い金額となり、最大規模の予算が組めることをうれしく思う」と述べた。
一般会計予算は998億円となり、89億円の増加、対前年度比9・8%増とし、過去最大の予算編成となる。普通建設事業費は139億2000円で同比22・8%増とした。なお、構成比は13・9%。
教育や子育て環境整備に注力し、学校やスポーツ関連施設整備を促進する。小中学校LED化事業では、小学校25校および中学校16校を対象に照明の更新をする。なお、小学校について、普通教室部分でのLED化は本年度に実施している。
また、トイレ改修事業では尾島小学校、生品小学校、旭中学校、毛里田中学校を対象に工事を計画。長寿命化予防改修としては、城西小学校および南中学校を対象に校舎および屋内運動場を対象に工事を行う。
新規事業として事業費8500万円を盛り込み、宝泉東小学校の放課後児童クラブの建て替え工事を行う。放課後児童クラブは同小学校の敷地内へ1987年に設置されている。このほか、東中学校のテニスコート照明設置工事に向けて5089万7000円、藪塚本町中央運動公園遊具設置工事に2000万円を計上している。
また、小中学校給食施設改築事業費2億650万円を盛り込んでおり、宝泉東小学校の給食室新築工事を行う。新たな給食室は既存給食室付近の普通教室棟の北側へS造平屋、床面積約300uで新築する。合わせて、旭中学校では給食室を対象に改修工事を実施している。
道路関連予算の目玉としては、幹線道路整備事業費5億9801万1000円を確保し、太田駅南側に位置する飯田町交差点から南一番街交差点までの南一番街通りのリニューアル整備に配分する。歩道および車道を全撤去して舗装するほか、植樹や休憩スペースも設置していく。また、交通安全施設整備事業費として1億9931万9000円を計上し、道路照明LED化整備などを推進する。
このほか、市内公営住宅集約促進事業では3億4262万6000円を配分し、大島市営住宅の集約化事業第2期として、既存施設の解体や新施設の設計などへ着手する。解体する住宅は全てRC造5階建ての6棟構成となっている。
行政施設の改修整備として、旧新田保健センター改修事業5500万円、太田行政センター改修事業に2500万円、毛里田行政センター改修事業へ3196万6000円をそれぞれ計上している。
このほか、2020年度から営業を休止している新田町民プールの敷地で公園の新設を計画していることから、同プールの解体工事費を含む1億2949万7000円を確保した。