県は、2025年度当初予算案に県立医科大学の附属新病院棟(きぼう棟)整備に向けた基本・実施設計費補助5億8473万2000円を計上した。同大学は今年度中に基本計画を策定し、設計を2025、26年度、建設工事を27〜30年度にかけて実施する予定。発注方式は設計施工分離、ECI、DB方式などを視野に検討している。
附属病院の再整備はきぼう棟の建て替えを軸に、ふくしまいのちと未来のメディカルセンター棟(みらい棟)と隣接する外来駐車場か1号館部分を候補地として検討。総病床数は個室を増床し652〜716床(現行778床)を見込んでおり、健診機能(仮称・疾病予防センター)の新設も検討している。
開院後、30〜32年度にかけて既存施設の解体と外構工事等を行う。きぼう棟(SRC造10階地下1階建て延べ5万7134u)のほか、心身医療科棟、MRI・ハイエネルギー棟、北外来棟、原子力災害第2次緊急医療施設、リハビリテーションセンター棟を解体する。エネルギーセンターの整備については今後、設計協議で詰める。
(提供:福島建設工業新聞社)