名古屋鉄道は、1月31日付で不動産私募ファンドを組成し、運用を開始した。資産規模は約94億円。グループが持つマンションや土地を投資対象に、同社が中期経営計画で掲げる「稼ぐ力の強化」の実現を目指す。
名鉄は同日、運用会社としてミュースカーレット(東京都千代田区)を立ち上げた。アセットマネージャーは、名鉄グループの名鉄都市開発(名古屋市中村区)が務める。当面は、名古屋都心部に立つグループ保有のマンションや、名鉄沿線の土地を中心に運用していく方針。今後は外部資産の獲得なども行い、不動産事業を強化していきたい考え。
提供:建通新聞社