日本工業経済新聞社(群馬)
2025/02/05
【群馬】館林市は25年度当初予算案を示した
館林市(多田善洋市長)は5日、2025年度当初予算案を明らかにした。ダノン城沼アリーナへのエレベーター設置へ工事費および施工監理委託料1億9245万6000円、また、同施設での照明LED化のために同じく2億664万3000円を盛り込んだ。また、新規事業として(仮称)栄町1号公園の整備に向け実施設計委託料に約1000万円を計上している。
多田市長は記者会見で「『活力ある暮らしやすいまちへ 未来へともに歩む 投資型予算』をテーマに、教育環境の整備やまちのにぎわい創出などへ積極的に取り組んでいきたい」と述べた。
一般会計予算は319億5000万円で11億円の増加、対前年度比3・6%増となった。普通建設事業費は35億2989万2000円、2億2372万円の減少。対前年度比6%減とした。
国民スポーツ大会へ向けた整備として、ダノン城沼アリーナ(つつじ町14−1)でエレベーターの設置およびLED化工事を行う。エレベーターは新たに1基を設置。LED化は、2階のアリーナ部分などで照明設備を更新するほか、受変電設備なども改修する。同施設は、RC造一部S造3階建て、延べ床面積7011uとなっている。
新規事業として実施する(仮称)栄町1号公園は館林駅西地区で新設を計画。土地区画整理事業でできた空き地3000uで整備する。実施設計委託料へ1036万2000円を計上した。
放課後児童クラブ施設整備事業として、風の子児童クラブを新築する。工事費および施工監理委託料として7835万3000円を計上した。児童クラブは解体を進める旧南保育園(本町3−6−1)と隣接する敷地に建設。床面積は約230uを見込んでいる。
また、中学校5校の体育館へ空調設備を設置するため設計委託料947万2000円を計上。工事は26年度を予定する。
産業団地造成事業では4億3473万3000円を盛り込み、大島産業団地や北部第四工業団地の造成を推進する。
茂林寺前駅西口整備に向けて事業費2億7484万2000円を確保。未舗装の西口ロータリー整備と自由通路の建設工事、東口への公衆トイレ設置については市が実施する。
道路関連では◇道路維持管理=2億8425万2000円◇道路新設改良事業=4億3557万3000円◇中央通り線道路改良事業=2億7630万7000円−などを盛り込んだ。