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秋田建設工業新聞社
2025/02/05

【秋田】百宅・上直根地区の浄配水場等設計に1.2億円/着工は9年度頃を予定

 由利本荘市企業局水道課は、百宅浄水場の移設などに関し、百宅・上直根地区で行う浄水場、配水場、水道管新設の実施設計を委託する。設計委託費1億2,000万円を7年度当初予算案に計上。予算化後は4月以降に実施設計を公告し、8年度末までにまとめる。着工時期は国との協議で決定するため、早くても9年度になるが、ダム完成予定の14年度までに複数年をかけて工事を進める方針。

 事業は、鳥海ダム完成後に水没する百宅地区の百宅浄水場や水道管を移設するもの。また、浄水場の移設により上直根地区への配水距離が長くなることから、新上直根配水場を新設する。水道管の老朽化が進んでいることから、百宅〜上直根区間で導・送・配水管の新設も行う。取水施設は新設しない方針。平成30年度と令和2年度に基本設計を三木設計事務所に委託、2年度に新上直根配水場の用地測量を創和技術が実施している。

 移転新設する百宅浄水場は、百宅地区と上直根地区の中間地点の山中に建設する予定。既設の百宅浄水場は1日あたり538㎥の処理能力だが、新施設の処理能力は設計を踏まえて決める。新上直根配水場は、鳥海町上直根に建設する。配水池の規模は設計でまとめる。

 水道管については、市道杉峠線下に布設されている既設水道管の一部区間が水没するため、市道百宅線沿いに布設する。新たに布設する水道管は、導水管約1,700m、送水管約4,670m、配水管約3,500m。

 実施設計は7〜8年度の2カ年で進める。その後、設計を踏まえて工事費を算出し、国との協議を行った後に着工する。

提供:秋田建設工業新聞社