京都府警察本部は、舞鶴警察署について、現在の2庁舎を統合・移転し新庁舎を建設する。基本・実施設計を終え、令和7年度から建設工事に着手、10年度の完成を目指す。
舞鶴警察署については、現在の2庁舎(本庁舎…旧舞鶴西警察署、東庁舎(分庁舎)…旧舞鶴東警察署)による運用から庁舎を統合・移転し、新庁舎を建設。新庁舎に組織管理機能を統合し、東庁舎は分庁舎としての運用を終了する予定。
舞鶴市における土地区画整理事業と連動した移転建替で、移転先は旧舞鶴市民会館跡地(舞鶴市有地の舞鶴市北田辺51他の敷地面積4032・31u。西側水路部分除く)。
府警は、公募型プロポーザル方式で舞鶴警察署新築工事基本・実施設計業務一式について、内藤建築事務所(京都市左京区)を選定。1億5840万円で契約した。同業務は、舞鶴警察署本庁舎及び東庁舎の機能を1庁舎に集約することにより、迅速な指揮系統の確立と利便性を確保し、治安機能及び防災拠点機能を強化するとともに、脱炭素社会の実現に向けた省エネ性能を充実させた庁舎に建て替えるための基本・実施設計を行うもの。業務概要として、京都府舞鶴警察署新築工事に係る基本・実施設計業務を行う。庁舎整備に附随する外構整備、インフラ整備、仮設計画等及び建築基準法、バリアフリー法等の関係法令に係る協議や手続き、建設予定地の地質調査を含む。
新庁舎はRC造4階建、延約5220uを想定。
令和7年度当初予算案には舞鶴警察署建設費として1億4000万円規模を計上するとともに、債務負担行為として46億円を設定。
埋蔵文化財発掘調査を経て、令和7年度から建設工事に着手、10年度まで工事を実施し、11年度に既存庁舎解体工事を行う予定。