北陸地方整備局の「ゆきみらい2025in上越」が30日、リージョンプラザ上越で開幕した。
「越後上越上杉おもてなし武将隊」の力強い演舞で始まったオープニングセレモニーでは、高松諭局長が「積雪寒冷地域の活性化や、魅力あるまちづくりの実現に寄与するとともに、皆さんにとって実り多いものになるよう祈念する」とあいさつ。続いて、笠鳥公一新潟県副知事が「(上越市は)交通の要衝であり、県内の中枢都市。こうした大きな役割を担う都市での開催は大きな意味を持つ。雪を克服し利用する人の知恵を感じてほしい」と述べた。最後に中川幹太上越市長が「雪国の風土や生活文化を未来へ継承し、雪国の魅力発信や相互交流につながる有意義な機会となることを期待する」と語った。その後、テープカットで開催を盛大に祝った。
雪に関するさまざまな取り組みについて、意見交換、情報共有を行うことで未来を展望し、地域の活性化を図るもの。1986年から同整備局と北海道開発局、東北地方整備局が持ち回りで開催しており、今回で39回目を数える。なお、新潟県内での開催は11年ぶり5回目。また、上越市では19年ぶりとなる。元アルペンスキー日本代表の皆川賢太郎氏による講演やパネルディスカッション、雪関連技術の研究発表会のほか、54社が技術を出展する見本市、除雪機械の展示・実演会も行われる。31日まで開催され、2日間で数千人の来場を見込んでいる。