静岡県は、遠州灘海浜公園(篠原地区)の整備に向けた利活用推進協議会の初会合を県庁舎で開催し、県と浜松市の役割分担や今後のスケジュールを整理した。3案ある野球場の整備案については、6回目の協議会で最適案をまとめる考え。
篠原地区の面積は36・2f。公園東側区域(24・0f)には野球場、公園西側区域(12・2f)には多目的広場やアスレチックなどの整備が予定されている。
公園東側区域の用地調査・取得は、県と市が協力して進める。PFI手法による建設・維持管理を基本とする野球場整備は県が主体となり、民間事業者の提案内容も踏まえて建設費などを決める。野球場以外の公園東側地区の整備主体は、提案内容を基に協議して決める。公園西側区域は浜松市が整備主体。
全6回の開催を予定している協議会では、第2回で民間事業者の公募条件設定、第4回で公園を含めた全体の利活用構想、第6回で野球場整備の最適案を議論する方針。第2回の開催に先立ち2月には、PFI事業の実績がある建設会社や不動産会社、イベント会社などを対象とする可能性調査を実施する予定。具体的な協議会の開催時期は、現時点で未定としている。
提供:建通新聞社