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北陸工業新聞社
2025/01/30

【富山】最優秀賞は上田さん(岡部)/立山砂防安全施設工技術発表会

 立山砂防事務所工事安全対策協議会(会長・石田孝司北陸地方整備局立山砂防事務所長)は28日、富山市のボルファートとやまで「2024年度立山砂防関係工事安全施工管理技術研究発表会」を開き、発表された8編の中から最優秀賞に上田悠輔さん(岡部)の「無人化施工における建機転倒・転落防止対策について」を選んだ。
 発表会は労働災害の根絶を目指し、安全施工管理技術の向上を図るため毎年開かれているもので、今回が26回目。発注者や建設、コンサルら203人が聴講した。最優秀賞の上田さんは、無人化施工における問題と課題を挙げ、その対策としてサラウンドビューカメラの活用や、BIM/CIM導入による施工対象物および建機配置計画の可視化などを通して、無事故無災害で工事を終えたことを発表した。
 最優秀賞以外の受賞者は次の通り。
 【優秀賞】竹内健人さん(高田組)「工事用道路工事における安全管理について」▽田中光文さん(干場建設)「R6多枝原谷下流斜面掘削工事での安全対策について」
 【奨励賞】田村成代さん(水新建設)「頻発する自然災害への対応について」▽貞山直毅さん(五洋建設)「トンネル工事における肌落ち災害防止について」▽野口昴星さん(辻建設)「ダブルウォール鋼製堰堤の施工における安全対策について」▽志鷹遼太郎さん(砺波工業)「真川上流流木対策工事における通信環境と安全管理の取り組みについて」▽西中与仁さん(北陸コンサルタント)「流量観測業務における安全対策と新技術の活用について」
 発表後、木村勲北陸地方整備局河川部長が「最近の治水行政について」と題し講演した。

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