新潟県の花角英世知事による、2025年度当初予算編成の最終調整が28日から始まった。
会議は冒頭部分のみ公開され、花角知事をはじめ、笠鳥公一副知事、鈴木康之副知事、森永正幸行財政改革監、越中隆広知事政策局長らが出席した。大田正信総務部長のあいさつの後、財政当局から収支フレームや見通しなどが説明された。
花角知事は会議終了後に「長期化する物価高の影響を受ける事業者・生活者への支援など、直面する足元の課題に適切に対応しつつ、現在策定を進めている新たな総合計画を踏まえ、将来の人口定常化を目指し、多くの方から魅力ある場として選ばれるよう「住んでよし、訪れてよしの新潟県」づくりに向けた新たな一歩を踏み出す予算を編成したい」とするコメントを発表。さらに「成長力のある持続可能な社会を構築し「子育てに優しい社会の実現」など、中長期的な視点から分野横断的に対応すべき6つの重要課題に取り組む施策を積極的に推進していく」とした。今後、市町村や関係団体などの要望や意見等を踏まえて予算の最終調整を進める。
当初予算案は2月6日をめどに調整され、17日開会の県議会2月定例会に上程される。