トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2025/01/28

【京都】赤れんが周辺等まちづくり 防衛省から三角地エリア取得へ 17号倉庫対象に市場調査を実施

 舞鶴市は、「赤れんがパーク」の整備を進める中、三角地エリアの約1万uを防衛省から取得予定で、同エリアに建つ17号倉庫を対象にサウンディング型市場調査を実施する。
 同市は、令和元年度から、国の重要文化財である赤れんが倉庫群を核とした交流拠点「赤れんがパーク」の整備に着手するとともに、段階的に拡がっていく当該エリアのさらなる魅力向上、持続可能なエリア運営を行うため、令和4年度から整備済みエリアにおいてPark−PFIや指定管理者制度等を活用した民間事業者による管理運営を行っている。
 そうした中、防衛省用地の通称・三角地エリア(面積1万0457・43u)を令和8年度以降に防衛省から取得する予定で、三角地エリア内の赤れんが倉庫「17号倉庫」の活用について検討を進めている。
 三角地エリアは、赤れんがパークの南西に位置し、国道にも面していることから、赤れんがパークの玄関口ともいえる場所にあり、平成29年度に策定した「舞鶴市赤れんが周辺等まちづくり実施計画」でも、来場者を迎え入れるゲートウェイとしての機能の導入を検討。17号倉庫については、ゲートウェイとして必要な機能を整備するとともに、赤れんがパークに必要な機能や更なる賑わい創出が図られる活用を検討している。
 今回のサウンディング型市場調査で事業者等から広く利活用アイデアを聞き、今後の事業展開の参考とする。
 17号倉庫(舞鶴市北吸1076)は、煉瓦造2階建、延1030・9u(建築面積581・81u)。大正8年築で未耐震。現況は海上自衛隊の倉庫として活用。都市計画等による制限は都市公園(特殊公園・歴史公園)。
 サウンディングの対象は、17号倉庫の利活用に興味・関心のある民間事業者、NPO法人等の法人、個人事業主、各種団体等。
 サウンディングの項目は、@活用に関する提案(パーク全体の状況や、エリアの特性などから、必要な機能や望ましい活用方法について具体的に提案を求める)A事業手法に関する提案(活用する際、想定される事業手法について具体的に提案を求める)B事業実施にあたって課題がある場合、それを解消するための支援や配慮してほしい事項。
 現地見学会の参加(参加は任意)を1月28日で締め切った後、1月31日に現地見学会を開催する。
 サウンディング参加申込は2月5日まで。サウンディングの実施は2月7日〜2月14日。実施結果概要の公表は3月下旬。
 担当は舞鶴市政策推進部政策推進室企画政策課(рO773−66−1042)。