全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　社会福祉法人享誠塾（金沢市平和町３丁目２３番５号　生山匡理事長）は、児童養護施設「享誠塾改築工事」に伴う実施設計業務を完了させた。工事発注に関しては、２月後半を目途に、指名競争入札が行われる。
　改築計画によると、現在地において、「おおきな庭」を囲む形で４つの居住棟と、管理棟の全５棟を設ける。各棟は独立しているが、隣り合う棟とは「ちいさな広場」でつながり、同塾の一体感を高める建物配置となっている。
　第１期では、既設の地域交流ホーム及び管理棟を解体し、居住ａ棟（Ｗ造２階建て延べ２６５・８６平方メートル／定員８人）及びｂ棟（同２１４・３５平方メートル／６人）、管理棟（同３９６・９７平方メートル）を新築する。３棟の完成、供用後、既設生活棟を解体した上で、第２期として居住ｃ棟（Ｗ造平屋建て２３７・１４平方メートル／８人）及びｄ棟（Ｗ造２階建て延べ２１４・８６平方メートル／６人）の建設に取り掛かり、２０２６年秋頃の全体完成を見込む。
　解体工事はＡＴＯが担当。実施設計については稲荷明彦建築研究室（設計協力／多和良屋〈京都市左京区〉）が担った。
　享誠塾は１９４６（昭和２１）年５月に創設。現在、幼児から高校生までの子どもたちが２０２１（令和３）年４月に開設した同塾「長坂ホーム」を含め、５つのホームに分かれて生活している。