岡山県農林水産事業部が2025年度予算として要求した幸西地区排水機場の水利施設等高度化事業の除塵設備更新工事債務負担行為(26年度)限度額2000万円、排水機整備工事債務負担行為(26〜27年度)限度額1億4210万円で、具体的な整備を担う備前県民局は、予算案が議決されれば25年度中に各工事を推進する予定でいる。
同排水機場は、吉井川と千町川に挟まれた岡山市東幸西地区の水門湾に面する敷地面積約988平方bで1980年に建設されて以降、40年以上が経年して老朽化も進み、県では長寿命化計画を策定して計画的な補修や更新などに取り組んでいる。
近年では、除塵設備を24年度に工事発注し、1・2号の更新と点検架台更新を行う計画で、すでに一部工事着手してお26年1月の完了を目指している。今回の債務負担行為設定は26年度分の金額のみを対象にした格好。
一方、排水機の主要なポンプ設備は、横軸軸流ポンプで口径1200_と口径600_の2基が設置されており、口径の大きいポンプ設備から25年度に補修他を工事発注し、進捗を見ながら次年度に小口径ポンプ設備に移行して27年度の完成を目指している。
また、建屋となる鉄筋コンクリート造平屋約143平方bは、ひび割れなどが散見されるため、外壁補修工事他の実施設計をクレスト(岡山市北区)が担当。除塵機更新やポンプ補修整備などの設備工事の進捗状況を考慮し、26年度以降に建屋補修工事に着手して全体整備を完了する予定でいる。
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提供:建通新聞社」