会津若松建設事務所は2025年度、県道別舟渡線・束松工区のバイパス化事業に一部着工する。同線と交差する滝沢川に設置する現場打ちのカルバート工を、4月に総合評価・簡易型で入札する予定。概算金額は2億〜3億円。
カルバートはアーチ形でB8m×H7m×L56mを想定しており、今回工事では側面と底面を施工する。アーチ部はプレキャストで別途発注予定。
バイパスの計画個所は、会津坂下町束松地内の同線と県道山都柳津線接続部から東側の区間。現道南側に880mのバイパスを整備するほか、山都柳津線は400m区間を新設し、別舟渡線の新ルートに接続させる。幅員は6(8.5)mで、歩道は設置しない。詳細設計は柳津測量設計。整備により幅員狭小、急勾配、急カーブ区間の解消を目指す。
工事全体の盛土量は約30万㎥を想定しており、東日本高速道路が磐越自動車道4車線化事業で行うトンネル掘削工事の発生土を利用する。トンネル掘削の進捗と合わせながら工事を進める方針。
(提供:福島建設工業新聞社)