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北陸工業新聞社
2025/01/27

【新潟】JRと協定し来年度着工/新潟新津線亀田跨線橋架け替え/新潟市/債務負担で47億円

 新潟市は、老朽化が進んでいる主要地方道新潟新津線の亀田跨線橋架け替えを計画している。3月にJR東日本と施工協定を締結し、2025年度から着工する構えだ。
 亀田市街地と新津市街地を結ぶJR信越本線を跨ぐ亀田跨線橋は著しい損傷がある。また、跨線橋前後の道路勾配が約7%程度で現行基準を満たしておらず、信越本線交差部の桁下高さが5・6メートル程度でJRの安全基準も満たしていない。新跨線橋は、現行基準に準拠した道路の縦断勾配や線路と橋下高さを確保するため、新たな位置で整備するため、新跨線橋前後の道路線形を変更。24年11月に開かれた第157回市都市計画審議会に示された計画によると、亀田中央線起点に架かる月見橋の現橋位置に合わせ、都市計画道路3・4・157号亀田中央線の起点を変更。新跨線橋は橋長39・5メートル、幅員12・0メートルを想定し、現橋より新津方面に約60メートル移動させ、前後の取り付け道路を緩やかなS字カーブで整備するとともに、計画交通量を処理するため設計基準に基づき2車線、片側歩道とする計画としている。
 工事にあたっては老朽化に伴う新橋架設および現橋撤去をJR東日本に委託。4月以降から工事に着手し、30年度の供用開始を目指す。32年度までに現橋および仮設橋を撤去する。工期が複数年度となるため、12月補正予算に25―32年度を期間とする債務負担行為で限度額47億3100万円を設定した。
 なお、取付道路部分は市が施工する。

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