香川県が高松港玉藻地区の岸壁を桟橋形式で延伸して11万d級の大型クルーズ船を受け入れられるようにする事業で、桟橋の種類は経済性などを考慮してジャケット式を採用することが分かった。現在、桟橋詳細設計を行っている。既設の岸壁の先のドルフィン(係留施設)3基を解体しその箇所に延長88bのジャケット式桟橋を整備し、さらにその先にドルフィン2基を建設することで、係留施設延長を現在から85b延伸し395bとする。水深は10b。具体的な整備スケジュールは詳細設計で検討しており、2027年度の完了を目指し順次整備を行う。
基本的にはまず既存ドルフィンを解体して桟橋下部工を行い、桟橋上部工やドルフィン工などを行うとみられる。
総事業費は計画時点では8億8000万円を見込んでいたが、資材費の高騰などで必要に応じて増額する可能性もある。
現在の高松港玉藻地区で受け入れられるクルーズ船は5万トン級までとなっている。
詳細設計はエイト日本技術開発高松支店(高松市)が担当する。
提供:
建通新聞社