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滋賀産業新聞
2025/01/24

【滋賀】県長浜土木 山室地先「千石坂」の山腹切り下げ工

 滋賀県長浜土木事務所は、大鹿寺倉線補助道路整備事業の米原市山室地先「千石坂」で進めている山腹の切り下げについて、21年度から工事発注してきた現道より高い部分の2工事の施工を24年度春完了し、今後は用地協議等が順調にいけば24年度以降、現道より低い部分の切り下げ工事を2〜3段階で発注・施工し、27年度の完了を目指している。全体延長940bの道路改良工事も用地等着工可能な箇所から27年度までをメドに発注していきたい考え。また、全体延長940bの道路改良工事も用地等着工可能な箇所を順次、発注していく方針。
 大鹿寺倉線の「千石坂」切り下げ工事は、米原市山室地先の既存県道大鹿寺倉線が通る山の隆起した部分で、切削工と盛土工から成る約4bの切り下げ施工を行い、縦断勾配を修正するもの。急勾配による段差を擦り付けで緩和し、安全で確実な通行実現により道路の定時性を確保する。
 山腹切り下げ2件目工事の大鹿寺倉線補助道路整備工事は22年度大栄土木(近江八幡市)に発注し、米原市山室地先において施工延長117b、グラウンドアンカー工63本、鋼製受圧板設置工63基、植生基材吹付工650平方b、側溝工118b―の工事を行い、24年春完了している。
 21年度は当初予算の事業費約2億3200万円で山腹切り下げ1件目工事を竹山建設(愛荘町)が施工し、施工延長94b、グラウンドアンカー工148本、鋼製受圧板設置工148基、植生基材吹付工970平方b、側溝工198b規模の法面処理工事を23年春完了。また21年度末米原市多和田地先における大鹿寺倉線補助道路整備工事を谷庄建設(彦根市)に発注し、延長254b、帯鋼補強土壁工306平方b、道路土工、地盤改良工973・2立方b、工事用道路工―土木一式の施工を完了。
 山室地先の工事の詳細設計と測量業務は20年度、日の出測量設計(栗東市)で完了。多和田地先の工事は21年度擁壁・補強土の予備設計と大型ブロック積擁壁詳細設計をサンセイ(本社・大津市)が担当した。

提供:滋賀産業新聞