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日本工業経済新聞社(群馬)
2025/01/22

【群馬】県高崎土木事務所は新幹線跨線橋の下部工着手

県高崎土木事務所は西毛広域幹線道路高崎工区で整備を予定する新幹線跨線橋の下部工工事に着手する。A1橋台、P1〜P3、P8橋脚工事を計画しており、近くA1橋台とP1橋脚で1件、P2、P3橋脚で1件、P8橋脚で1件と分け、全ての工事を一般競争入札で近く公告する。発注は道路整備課からとなる。残るA2橋台、P4、P5、P6、P7、P9、P10橋脚は2025年度以降の発注を見込んでいる。
高崎市保渡田町、三ツ寺町に架かる新幹線跨線橋は、上越新幹線や唐沢川、高崎市道群馬−中央通線を跨ぐ橋長435・6m、全幅15・89m、11径間で整備。上部工は東側から◇PC3径間連結コンポ桁(1号、橋長113・8m)◇鋼3径間連続細幅箱桁(2号、橋長152m)◇PC5径間連結コンポ桁(3号、橋長169・8m)−となる。
下部工は逆T式橋台2基と張り出し式橋脚10基で、いずれも場所打ち杭基礎で築造する。東側からA1橋台、P1橋脚〜P10橋脚、A2橋台を配置する。24年度に着手する橋台および橋脚の規模は◇A1=高さ15m、幅16・6m◇P1=高さ14m、幅15・8m◇P2=高さ16・5m、幅15・8m◇P3=高さ19・2m、幅15・8m◇P8=高さ17・4m、幅15・2m−。設計は1号が長大(東京都中央区)、3号は近代設計(東京都千代田区)、上越新幹線などを跨ぐ2号についてはJR東日本(東京都渋谷区)がまとめた。
同工区は主要地方道前橋安中富岡線のバイパス事業で、観音寺南交差点から高崎市箕郷町上芝地内の主要地方道高崎東吾妻線までの延長3170m区間。観音寺南交差点から高崎市道群馬−中泉・三ツ寺・中里線までの約550m区間を全幅25m、そこから高崎東吾妻線までの約2620m区間については全幅23・25mで整備する。構造物関連では(仮称)天王川橋梁の上部工や(仮称)中島川函渠工事なども次年度以降に発注を計画している。
棟高町地先の天王川に架設する天王川橋梁は橋長8・8m、全幅25mの単径間PCプレテンションホロー桁橋。下部工は橋建設(高崎市)が受注している。設計はアマネックス(前橋市)が手掛けた。
棟高町地先の中島川に整備する中島川函渠は、プレキャストボックスカルバートを延長31m敷設する。ボックスの内空断面は高さ、幅ともに1500o。設計はアマネックスがまとめた。