鹿角市生活環境課は、鹿角市交流センターの大規模改造に関し、7年度当初予算案に施設改修工事費と設計監理委託費合わせて3億9,566万6,000円を計上した。議会承認後、3月中に入札し、降雪期前の整備完了を目指す。外壁の全面改修や空調、トイレの改修を行うほか、内装の補修を行う。
計画は、施設の効果的な活用と長寿命化を図るため大規模改造を行うもの。外壁を全面改修するほか、空調を全館暖房からエアコンに切り替え、キュービクルも更新する。トイレ改修では9カ所を洋式化し、設備と給排水管も更新する。また、室内壁や天井、建具など内装の補修も行う。実施設計は今年度に松谷建築設計がまとめた。工事は2月議会終了後、3月中に入札する。
同センター(花輪字荒田1−1)は、昭和59年に建設された鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積2,144u規模。1階に講堂、2階に第1〜第3研修室などがある。平成21年に県から譲与され、鹿角地域広域交流センターを改称して現在の名称となった。市民団体の交流拠点として、サークル活動や会議などで利用されている。
提供:秋田建設工業新聞社