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建通新聞社四国
2025/01/21

【香川】丸亀市 第3期こども未来計画案まとめる 

 丸亀市は、幼稚園・保育所・こども園や小中学校といったこどもが関連する施設の整備方針などを定めた「第3期こども未来計画案」をまとめた。計画期間は2025〜29年度までの5年間。計画ではカラー舗装などによる通学路の環境改善を進める他、飯山・綾歌地区の保育施設について、将来的な統廃合に向けた検討を進めることも明記した。
 同計画は市内の人口推移や少子化率、各施設の状況などを踏まえ、「こどもを育む家庭の支援」、「こどもの健やかな成長の支援」、「安心して子育てできる地域社会の環境整備」―の3項目を基本目標として設定。
 建設関連の施策では、「遊び場やこどもの居場所づくり」として、児童館の計画的な修繕や児童公園などの地域の遊び場となる箇所の維持管理を行う。
 また、「安心・安全なまちづくり」として、カーブミラーや視線誘導標の設置、道路側溝への転落防止柵の設置、歩行者区間のカラー舗装の推進など、主に通学路となる市道の環境改善を図る。
 その他、香川県が進めている県道高松善通寺線の無電柱化や市道丸亀駅前線(駅前広場)の舗装修繕など、道路改良時に歩道のバリアフリー化を進める。公共施設内に授乳室やおむつ替えスペース、多目的トイレなどの整備を促進することも明記した。
 関連施設の管理については、現在進めている(仮称)城東こども園の整備事業や栗熊保育所の民営化などに継続して取り組む他、公立保育所・幼稚園などで空調設備の設置を推進する。飯山こども園とあやうたこども園では、調理室の増設とトイレの改修を実施。0〜2歳児の受け入れに対応する。
 その他、飯山地区と綾歌地区では老朽化している保育施設があることや将来的な人口減少の予測などを踏まえ、施設の統廃合を検討する。統廃合計画については同計画策定後に関係団体などと協議を進め、27年度の中間見直しで反映させると明記した。
 また、学校関連の施策として、放課後児童クラブ(青い鳥教室)の利用者が増えている状況を踏まえ、空き教室に余裕がある小学校では可能な限り、既存施設を活用した体制の確保を進めるとした。

提供:建通新聞社