津幡町議会全員協議会は20日開かれ、町側は査定中の2025年度当初予算案の概要を報告した。一般会計は前年度比20・9%増の182億3260万8000円となっており、主要事業には文化会館シグナスの照明LED化や空調熱源設備改修など長寿命化事業費3億4709万7000円や、津幡運動公園のテニスコート更新などの整備費として2億581万円などが計上された。
今年度から跨線橋の建設に着手したIRいしかわ鉄道津幡駅の東口周辺整備には6億443万円、町内全小中学校の照明LED化に3億4348万2000円を盛り込んでいる。
23年の豪雨や昨年元日の能登半島地震で被害を受けた農地や林道、道路などの災害復旧事業費には、10億6644万3000円を配分した。
一般会計に4事業会計を合わせた予算総額は、前年度比13・5%増の320億3040万9000円となっている。
その他の主要事業は次の通り。
倶利伽羅塾長寿命化改修工事3659万4000円▽町道整備事業(地方創生道整備推進交付金、町道津幡駅前線ほか)1億1812万円▽橋梁長寿命化補修事業(道路メンテナンス、宝竜橋ほか)7697万円▽英田小・津幡南中トイレ改修、各小学校トイレ改修実施設計2億8325万7000円