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秋田建設工業新聞社
2025/01/20

【秋田】校舎建設地はハートハーブが有望/仙北市のインターナショナルスクール誘致

 仙北市企画政策課は、5年度から誘致を進めているインターナショナルスクール事業に関し、本校舎と寄宿舎の建設候補地を旧スイス村跡地とハートハーブ周辺として検討を進めていたが、ハートハーブが有力とした。ハートハーブの既存建物を増築する形で校舎の整備を検討。寄宿舎は校舎隣接に建設する。スクールの設立に向けて住民説明会も開催する予定で、20日の議員全員協議会で計画概要を説明した。

 同課では、高度外国人材関係者の定住促進や、来訪による交流人口の拡大、高等教育機関がないことも踏まえた教育産業の創出、人口流出の抑制に繋がる新しい雇用機会の提供を目指し、インターナショナルスクールの誘致を進めてきた。

 5年度に実施した視察ツアーを経て、シンガポールのナイツブリッジハウスインターナショナルスクール(KBH)が仙北市への進出を計画。学校設立に向け現地法人を立ち上げており、スクールは「株式会社KBHジャパン」が運営する。

 本校舎が建設されるまでは、今年度末に閉校する白岩小学校校舎を仮校舎として活用。今年4月から1階が(仮称)白岩コミュニティセンターとなるため、2階を仮校舎として活用し、6月から6部屋をリフォームする。仮寄宿舎は同校の中庭部分にモジュラーハウスを設置して対応する。

 本校舎・寄宿舎の建設地として有力候補となったハートハーブ近隣では、雪解け後に埋蔵文化財の調査を実施。過去に田沢湖オートキャンプ場やハートハーブの建物建設地で史跡調査を実施済みのため、ハートハーブ周辺の調査を実施。結果を踏まえて建設地の正確な範囲や規模など、詳細を決定する。

 住民説明会は、白岩地区が白岩会館で本日21日、田沢湖地区が田沢湖開発センター大集会室で23日に開催。今年9月の仮校舎開校に向け、2月にはKBHとインターナショナルスクール設立に関する協定書を締結する予定で、学校関係者による説明も交えて住民の理解を求める。

提供/秋田建設工業新聞