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日刊建設タイムズ社
2025/01/20

【千葉】28年度に事業者募集等/きょう市場調査実施要領/大網白里市 道の駅検討委

 大網白里市は17日、第6回道の駅整備検討委員会(委員長=寺原譲治・城西国際大学観光学部教授)を保健文化センター3階ホールで開催した。道の駅基本構想案の修正版を提示し、想定事業スケジュールについて▽2025年度第1四半期基本構想策定▽25年度=民間資金等活用事業調査▽26年度=基本計画策定▽27〜28年度=測量・用地取得▽28年度=発注、事業者の募集・選定、契約締結▽29年度=基本設計▽30年度=造成(開発許認可)▽30〜31年度=実施設計、建設工事、指定管理に係る議決▽32年度=運用開始――などと説明した。また、20日に、サウンディング型市場調査の実施要領を公表する。
 市場調査の対象は、実施主体となり得る法人または法人のグループ、個人事業主もしくは個人事業主のグループ。事業発案段階においてPPP/PFI事業の市場性や可能性を確認するため、個別対話方式により、整備箇所、事業内容、事業手法などを聞く。
 実施要領公表後、29日まで質問を受け付け、2月3日に回答。4〜14日に市場調査の参加申し込みを受け付け、25日まで市場調査を実施し、3月上旬ごろに実施結果概要を公表する予定。
 整備箇所については@南今泉4881―1の海岸用地約2・5ha(市街化調整区域、建蔽率60%・容積率200%、既存駐車場を含む)A南今泉3692―1ほかの雑種地など約2・2ha(市街化区域、第一種住居地域、建蔽率60%・容積率200%)、南今泉140―1ほかの宅地および田約1・1ha(市街化調整区域、建蔽率60%・容積率200%、農村環境改善センターが位置)――を候補地としている。
 大半の委員が、海との関連性などから、南今泉4881―1の海岸用地を「望ましい」とした。一方で、自然災害への対応などが求められるとの声もあった。
 また、コンセプト案と整備方針案の変更について議論した。
 コンセプト案については、道の駅の目指すべき方向性をイメージしやすいようにするとともに、市民アンケートで多く挙がった「海」をイメージし、「『九十九里浜のゲートウェイとなる道の駅』大網白里の海からはじまる」に変更。
 整備方針案については「地域創生の『三つのうみ(海)』」を主題、▽産業振興=地域に人を引き付ける魅力的な「地場産品」をうみ(海)だす場▽観光振興=地域に人を引き寄せる魅力的な「観光資源」をうみ(海)だす場▽地域振興=住む人・訪れる人の多様な「交流連携」をうみ(海)だす場――を副題に設定した。
 第7回検討委員会は、市場調査の後、3月上旬めどに開催する。その後、基本構想案のパブリックコメントを実施し、基本構想を策定する運び。times