UR都市機構東日本賃貸住宅本部は、浜見平団地(茅ケ崎市)のF街区、約3300平方bを購入して一戸建て住宅などを整備する事業者を2段階一般競争入札で選定する。募集・申込要領を1月22日まで配布する。事業計画や入札書といった書類の提出期間は3月18〜19日。申込者の経営状況や事業計画を審査した上で競争入札の参加者を選定。4月25日に開札する。
入札物件はF街区の土地3314平方b。浜見平多目的広場に面した宅地3カ所が対象となる。浜見平地区地区計画の指定区域内にあり、建ぺい率60%、容積率150%、建築物の敷地面積の最低限度145平方b。2024年度の地価公示では1平方b当たり約20万円だった。
公募条件によると、分譲一戸建て住宅を整備することが必須となる。任意用途は事務所(店舗)併用住宅や集会所、診療所など。賃貸住宅、集合住宅は建設できない。
公共施設では、道路に接する範囲には幅員2bの歩道を整備。新設歩道には引込柱と変圧器を設置し、既存電線類を引き込む。一部の宅地については、実現可能であれば電線の地中化を実施する。
この他、茅ケ崎市のまちづくり条例に基づき、雨水貯留施設や防犯灯などを設置することを求める。
選定を受けた事業者は6月2日までにUR都市機構と土地譲渡契約を締結。引き渡しから5年以内に建築物の整備を完了する必要がある。
今後も2カ所の募集実施へ
浜見平団地では民間事業者との協業により団地再生事業を進めている。7月には大和地所レジデンス(東京都港区)がJ街区など3街区、約2・5fの土地を34億0100万円で落札。2026年までに134区画の分譲一戸建て住宅を整備する計画だ。
今後も、D―1A街区(土地面積約1万0900平方b)とL―2・L―3街区(同約1万平方b)の2カ所で事業者を公募する予定。
提供:建通新聞社