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建通新聞社(神奈川)
2025/01/09

【神奈川】川崎市 市立学校体育館に空調整備を検討

 川崎市は、市立学校の体育館への空調整備を検討する。小学校114校、中学校52校、高等学校5校、特別支援学校4校の体育館や格技室などを対象に、整備内容やスケジュール、民間活用の可能性も含めた事業手法などを探る。整備方針の策定を支援する事業者を公募型プロポーザルで募集する。参加意向申出書を1月16日まで、技術提案書を1月30日まで受け付ける。2月6日に審査を行い、同月中に選定結果を通知する。
 業務内容は▽体育館や格技室の現況資料の取りまとめ▽関係法令制度の整理▽モデル校の整理▽断熱化工事の検討▽空調設備の検討▽防災機能の検討▽整備スケジュールの検討▽事業者へのサウンディング調査▽事業実施可能性の検討▽事業手法ごとの定性・定量評価▽体育館や格技室ごとの事業手法の検討▽民活の場合の資料案の作成―など。
 業務規模は2530万円(税込み)を上限とする。履行期間は25年4月1日から26年3月19日まで。
 国の調査によると、川崎市立学校の体育館などへの空調の設置率は、9月1日時点で小学校と高等学校が0%、中学校が11%、特別支援学校が75%だった。全国の小中学校への設置率も約2割にとどまっており、文部科学省は臨時特例交付金を創設し、体育館などへの空調整備を推進する方針を示していた。
 一方、川崎市立学校の普通教室への設置率は100%、特別教室は小学校が97・9%、中学校が98・9%、高校が85・1%、特別支援学校が95・1%で、ほとんどの学校が整備済み。普通教室と特別教室の空調はPFI(BTO)方式による一斉更新を進めている。

提供:建通新聞社