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　横浜市は、「旧上瀬谷通信施設公園（仮称）パークセンター１新築工事」の落札者を大林組・大洋建設・京急建設ＪＶに決めた。設計・施工一括発注方式を採用し、ＷＴＯ政府調達協定の対象として一般競争入札（総合評価落札方式）を実施。参加者は同者のみで、税抜き52億４８００万円で落札した。１月末に開会する第１回市会定例会の承認を得て本契約を結ぶ。履行期限は２０２６年12月28日。
　旧上瀬谷通信施設（瀬谷区瀬谷町）の跡地を活用して整備する新たな公園施設として、２棟のパークセンターを建てる。　このうち１棟が今回の対象。規模は木造（ＣＬＴ構造）一部鉄筋コンクリート・鉄骨造平屋約３９００平方�b。
　ＣＬＴを多用した高さ12�b弱の特殊な建築物であることや、調達スケジュールなどを調整する必要があるため、実施設計と建築工事を一括で任せることにした。
　基本設計は梓設計・金子設計ＪＶが手掛けた。
　今回の入札は、24年４月に当初入札を公告したものの、不調に終わったため同年９月に再公告した案件となる。
　当初入札の時点では、予定価格を46億４６００万円と見積もっていたが、価格面の折り合いが付かなかったことなどを要因に、応札した２ＪＶがいずれも辞退。このため再公告に当たり、予定価格を６億０４００万円引き上げて、52億５０００万円と見積もった。
　もう一方の「パークセンター２新築工事」については別途、一般競争入札（簡易型総合評価落札方式）を24年12月17日に公告。１月17〜21日の入札を経て２月５日に開札する予定となっている。

提供：建通新聞社