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　建築６団体が共催する、毎年恒例の一大イベント「第４０回　福井建築年賀会２０２５」が１０日、盛大に開催された。会場は、福井市田原１丁目のフェニックス・プラザ、エルピス大ホールで。
　関係者約４３０人が参加した。運営の当番団体は、県建築士会（森川清和会長）と、県建築住宅センター（松本正輝理事長）が担った。
　式冒頭、森川建築士会会長が挨拶。昨年を振り返り、北陸新幹線の県内開業を祝し、一方で能登半島で発生した地震と豪雨の犠牲者に心から哀悼の意を表した。その上で「建物が、人命や財産を守る要になると再認識。安心・安全な建築物の実現は、大変重要な使命であり、さらなる努力が欠かせない」と強調した。
　また「今年は重点的に再生可能エネルギーや、省エネなど社会課題に向き合い、次世代に誇れるよう、各種事業を推進していきたい」と力強く抱負を示し、関係者に理解と協力を呼びかけた。
　来賓祝辞は、県の鷲頭美央副知事が「少子高齢化や人口減少、空き家が増加する中、新しい省エネ基準を定め、木造家屋の耐震化など実効性のある施策を講じていきたい」などと意欲を示した。
　福井市の西行茂市長も「福井の安心の拡充へ、とりわけ空き家問題に取り組みたい」と建築関係者の益々の活躍を期待した。続いて地元国会議員を代表し、滝波宏文参議院議員（農林水産副大臣）、宮本俊県議会議長も祝辞した。
　祝宴挨拶は、松本建築住宅センター理事長。乾杯発声は、池上優徳福井市議会議長。スピーチは、斉木武志衆議院議員、辻英之衆議院議員、波多野翼衆議院議員が述べた。
　万歳三唱は、見谷貞次県建築業団体連合会会長。開会の辞は、水嶋伸宏建築士会副会長。閉会の辞は、堀内正人建築住宅センター専務理事が務めた。
　年賀会は、新年の門出を祝し、会員相互の親睦交歓を図り、会員間の年賀回礼を省略。儀礼の簡素化にむけ、毎春開催している。

【主催６団体】

福井県建築士事務所協会
木下賀之　会長

福井県建築設計監理協会
佐々木基之　理事長

福井県建築工業会
上木雅晴　会長

福井県建専連
田中猛雄　会長

福井県建築士会　森川清和　会長

福井県建築住宅センター
松本正輝　理事長

【協賛７団体】

福井県建設業協会
山本厚　会長

福井県建築組合連合会
竹島正和　会長

福井県木材組合連合会
清川主税　会長

日本建築家協会
北陸支部福井地域会
原田学　会長

福井県設備設計事務所協会
松山憲雄　会長

福井県電業協会
伊藤仁一郎　会長

福井県管工事設備工業協会
早瀬茂樹　会長