日進市、みよし市、東郷町で構成する尾三衛生組合は1月14日、新ごみ処理施設整備に向け、「廃棄物処理施設整備基本計画等策定業務」の委託先を決める公募型プロポーザル手続きを開始した。参加申し込みを28日、企画提案書を2月3日から13日まで受け付ける。26日にプレゼンテーションを行い、2024年度中の事業者との契約を予定している。契約上限額は3523万3000円(税込み)。
業務は基本計画策定の他、基本設計、PFIなどの導入可能性調査、地歴調査を含む。履行期間は27年3月26日まで。
整備するのは、可燃ごみ処理と粗大・不燃ごみ処理の2棟。施設規模は1日当たりの処理能力で、可燃が191d、粗大・不燃が10dを想定している。
今後のスケジュールとして、26年度末をめどとしている民活導入の判断を経て、27〜28年度に事業者を選定。29年度に実施設計に着手し、33年度までに整備を終え、34年度の新施設稼働を目指す。
建設予定地は組合敷地内の北側部分を想定。段ボールや古着などの回収で使用している資源回収ストックヤード棟があり、新施設整備に当たり解体が必要となる見通しだ。課題として、平坦部不足による土地造成が必要であることや県指定史跡「黒笹七号窯跡」の移動・廃止ができないことなどを挙げており、基本計画で対策を練る。
既存施設の概要は次の通り(@開設・稼働A規模B1日の処理能力)。
ごみ焼却施設―@1997年A鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下2階地上4階建て延べ7775平方bB100d、2基▽粗大・不燃ごみ処理施設―@99年A鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上4階建て延べ7254平方bB55d▽資源回収ストックヤード―@2016年A鉄骨造平屋480平方b
提供:建通新聞社