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日本工業経済新聞社(群馬)
2025/01/15

【群馬】川戸地内で改良工事

県上信自動車道建設事務所は整備を進めている吾妻東バイパス道路改築事業について、東吾妻町川戸地内で行う深沢改良工事を大型工事として近く条件付き一般競争入札で公告する。工種は土木一式となる。設計は大日本ダイヤコンサルタント(東京都千代田区)が手掛けた。
今回の工事は、吾妻東バイパス本線の盛土築造を目的として、本線北側の深沢川沿いの法面に補強土壁の整備をメインとして、それに伴った地盤改良工や路体盛土工、排水構造物の整備などを行うもの。川戸地内の太田橋の西側が施工現場となる。
補強土壁の規模は施工延長255m、高さ0・5〜12m、面積1840uとなる。また、盛土量1万8284・5立方mで補強土壁内の盛土工を行う。
地盤改良工は、補強土壁基礎部の軟弱層で、地盤改良として補強土壁西側の一部を対象に中層混合処理工法で施工する。規模は、高さ1・1m〜3・8m、ボリューム676・7立方mとなる。なお、今回発注分以外の改良工は2021年度に発注し施工済みとなっている。
路体盛土工は、路体盛土量9091立方mで施工する。
排水構造物の整備は、補強土壁の前面に延長250mで施工する。U字型側溝の2次製品の300o×300oと800o×800oの2種類を流量によって使い分けて整備を行う。今回発注の工事期間は約11カ月を見込んでいる。
今後の工事計画では、盛土の追加の施工を行うほか、本線の工事を予定している。
吾妻東バイパスは、植栗・中之条インターチェンジから厚田インターチェンジまでを結ぶ、延長約6400m、幅員10・5mの新設道路。14年度に事業を開始しており、29年度の完了を目指して工事を推進している。