大阪市平野区は、2018年1月に策定した長吉ウェルカムタウン計画に基づき、長吉地域東部の公有地の有効活用によるまちづくりを進めている。25年度は、市営住宅跡地などを含むB・Cエリアの導入機能や敷地分割などの売却条件を整理し、活用計画案を取りまとめる。
長吉ウェルカムタウン計画では、23年度に初弾として長原駅前用地のAエリアの開発事業者を決めた。さらに、Bエリア(市営住宅跡地、もと長吉車庫)は子育て・教育環境充実エリア、Cエリア(市営住宅跡地、もと長吉六反小学校、もと六反幼稚園)は多世代共生コミュニティーエリアに位置付けている。近接する八尾空港西側跡地の開発動向を注視し、市営住宅の建て替えと並行して未利用地の活用を検討する方針だ。
■未利用地活用検討調査業務は1月23〜30日に参加受付
現在、長吉地域東部等未利用地活用検討調査業務の公募型プロポーザルを公告しており、参加申請書などを1月23〜30日、企画提案書などを2月3〜14日に受け付ける。3月3日にプレゼンテーションによる審査を行い、同月上旬に結果を通知する。委託上限額は399万2000円(税込み)。
同業務は、魅力あるまちづくりの実現に向け、市場ニーズ調査などを行った上で、B・Cエリアの活用計画案を取りまとめる。また、この他のエリアの未利用地についても、暫定活用や定期借地などの可能性を含め、まちづくりの活用方策を検討する。納期は26年3月31日。
※計画図は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社